モバイル技術基礎検定の合格点は?
合格基準は非公開。目標は「7割を安定して」
- 合格点(合格基準)は公開されていません。合否は、試験が終わるとすぐ画面に表示されます。
- 合格率は7割強です(MCPC の公表値。2024年3月の資料で73.0%)。4人受けて3人ほどが合格する試験です。
- 勉強の目標は、本番と同じ60問の模擬試験で7割(42問)以上を、2回続けて取ることをおすすめします(もちこ道場の考え方。理由は下で説明します)。
合格点が公開されていないとは
主催する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の公式ページには、合格基準は非公開と書かれています。解答も公開されず、合否についての問い合わせにも応じていません。
試験はコンピュータの画面で解く CBT 方式で、60問を60分で解きます。答えはすべて4つの選択肢から1つを選ぶ形です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数・時間 | 60問・60分(1問あたり約1分) |
| 答え方 | 4択(4者択一) |
| 合格基準 | 非公開 |
| 合否が分かる時 | 試験が終わってすぐ、画面に表示 |
インターネット上には「6割で合格」「7割必要」といった書き込みがありますが、公式の発表ではありません。数字を当てにするより、どの問題の組み合わせでも落ちない実力を目標にするほうが確実です。
合格率から見た難しさ
合格点は分かりませんが、合格率は MCPC が公表しています。2024年3月の資料でも、2023年5月の資料でも、モバイル技術基礎検定は73.0%です。
入門向けの検定なので合格率は高めですが、油断はできません。範囲が公式テキストの全10章と広く、英字の略語や通信・法制度の用語が多いためです。くわしくは「難易度と合格率」にまとめています。
目標を7割にする理由
合格基準が分からない試験では、「ぎりぎり合格」を狙うと、苦手な章が多く出た回に落ちてしまいます。もちこ道場では、次の理由から模擬試験で7割(42問)を2回続けてを目標にしています。
- 本番の問題は毎回組み合わせが違うため、模擬試験の得点は回によって上下します。1回だけの7割は、たまたまのこともあります。
- 本番は初めて見る問題です。何度も解いた問題での得点は、実力より高く出ます。
- 60問は1問の重みが大きいです。1問で得点率が約1.7%動くので、少しの取りこぼしで結果が変わります。
7割に届かせる勉強の順番
- 公式テキストを1回通して読む。細かく覚えようとせず、全10章の地図を作ります。
- 章ごとに問題を解き、間違えた選択肢をテキストで確かめる。用語の名前と特徴をセットで覚えると、似た用語の区別がつきます。
- 60問・60分の模擬試験を時間を計って解く。7割に届かない章を見つけ、その章だけを解き直します。7割を2回続けて取れたら、受験の申し込みをする目安です。
勉強時間の目安と週ごとの計画は「勉強時間の目安と計画」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
利用者が契約する移動体通信会社を変更する場合に、それまで利用していた携帯電話番号を変更することなく、乗り換え先の通信会社のサービスを継続して利用できる制度を1といいます。
答えと解説を見る
正解は 4(MNP)です。
【概要】
MNPは携帯電話の番号ポータビリティであり、移動体通信会社を変えても電話番号をそのまま使い続けられる制度である。日本では2006年に導入された。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. SIMロック解除あなたの解答 SIMロック解除は端末を他社のSIMでも使えるようにする手続きであり、電話番号を引き継ぐ制度ではない。
- 2. ローミングあなたの解答 ローミングは契約先以外の事業者の網を利用して通信することであり、契約先を変えて番号を引き継ぐ制度ではない。
- 3. キャリアフリーあなたの解答 キャリアフリーは通信会社に縛られない状態を漠然と表す言葉であり、番号を引き継ぐ制度の名称ではない。
- 4. MNP正解あなたの解答 MNPは、利用者が移動体通信会社を変更しても、同じ電話番号のまま変更後の会社のサービスを使える制度である。
問2
2020年から本格的なサービスが開始された1方式は、超高速・大容量の通信が可能なだけでなく、多数の機器の同時接続にも優れています。そのため、人と人との通信にとどまらず、あらゆるモノがネットワークにつながるIoTの基盤技術として産業の発展に寄与しています。
答えと解説を見る
正解は 4(5G)です。
【概要】
5Gは2020年から導入された方式であり、人と人の通信に加えて様々なモノとつながるIoTを支える方式であり、暮らしの便利さや産業の発展への寄与が見込まれている。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. 3Gあなたの解答 3Gは第3世代の通信方式であり、2020年から本格的に導入された方式ではない。
- 2. LTEあなたの解答 LTEは2010年に登場した方式であり、2020年から本格導入されてIoTの基盤として期待される方式ではない。
- 3. 4Gあなたの解答 4GはLTE-Advancedに準拠した第4世代の方式であり、高速サービスは2014年に始まったため本問の方式ではない。
- 4. 5G正解あなたの解答 5Gは2020年から導入された第5世代の方式であり、人だけでなく様々なモノとつながるためIoTの基盤となる。
第1章の50問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
6割で合格できるというのは本当ですか?
公式の発表はなく、確かめられません。合格基準も解答も公開されていないので、何点で合格かは誰にも分かりません。6割を狙うのではなく、模擬試験で7割を安定して取れるまで準備しておくと安心です。
試験が終わったあと、得点は分かりますか?
合否は試験の終了後すぐに画面に表示され、試験結果通知書はあとでマイページからダウンロードできます。通知書にどこまで書かれるかは公式ページに書かれていないため、受験の案内で確かめてください。
過去問で合格点の感覚をつかめますか?
過去問は公開されていません。公開されているのは公式のサンプル問題と解答だけです。本番と同じ形式の問題で、60問・60分を通して解く練習をするのが近い方法です。
もちこ道場
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モバイル技術基礎検定の勉強時間の目安を、公式テキストのページ数と問題を解く時間から計算しました。公式の目安は発表されていません。1日1〜2時間で進める4週間の計画もまとめています。
モバイル技術基礎検定の対応テキストは『モバイル基礎テキスト 第9版』(リックテレコム、2024年9月発売、2,420円)です。全10章の範囲、買い方、使い方を、MCPC の公式ページの内容からまとめました。
ほかの資格の合格点: モバイルシステム技術検定2級 ・ IoTシステム技術検定 基礎 ・ IoTシステム技術検定 中級 ・ スマートフォン・モバイル実務検定 ・ アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1
試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月26日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。