モバイル技術基礎検定の
次に受ける資格

更新日 2026年10月27日 読む時間の目安 約4分
この記事の要点
  • モバイル技術基礎検定の次の候補はモバイルシステム技術検定2級です。MCPC の公式ページで、基礎検定は2級の「登竜門」とされています。
  • 2級は100問・100分で、基礎検定の60問・60分より長くなります。受験料(一般)は18,150円(税込)、合格率は60.7%(2024年3月の資料)で、基礎検定の73.0%より低めです。
  • 2級の公式ページに、基礎検定の合格が必要という記載はありません。ただし範囲は広がり、テキストも別の本になるので、基礎検定で土台を作ってから進む順番が考えやすくなります。
この記事の目次
  1. 基礎検定の次は2級
  2. 2級になると変わること
  3. 違いを表で比べる
  4. 進む順番
  5. スマートフォン・モバイル実務検定との違い
  6. 第1章の問題を解いてみる
  7. よくある質問

基礎検定の次は2級

モバイル技術基礎検定の公式ページでは、モバイルシステム技術検定2級の「登竜門」として、モバイル技術を基礎から学ぶ人の目標になる検定と位置づけられています。基礎検定のあとに受ける資格の主な候補は、モバイルシステム技術検定2級です。

  • 基礎検定は、スマートフォンなどのモバイル機器・ソフトウェアの開発にかかわる人が、技術の基礎力を高める検定です。
  • 2級は、モバイルシステムエンジニアが対象です。無線通信ネットワーク、モバイル端末、コンテンツ・サービス、セキュリティなどの技術を理解する検定で、必要な IT スキルは基本情報技術者試験取得者相当とされています。

2級になると変わること

  • 問題数と時間: 60問・60分から、100問・100分になります。
  • 範囲: 公式テキストが全10章から全13章になります。2級のテキストには、「無線アクセスネットワーク技術」「コアネットワーク技術」「生成AIとAI活用」「IoTシステム」などの章があります。
  • テキスト: 別の本になります。
  • 合格率: 73.0%から60.7%へ下がります(どちらも2024年3月の資料)。
基礎検定から2級へ進む流れ モバイル技術基礎検定 60問・60分・全10章 合格率 73.0%・11,550円 登竜門 モバイルシステム技術検定2級 100問・100分・全13章 合格率 60.7%・18,150円
基礎検定と2級の形式の比べ(MCPC の公式ページをもとに、もちこ道場がまとめたもの)

違いを表で比べる

比べること モバイル技術基礎検定 モバイルシステム技術検定2級
対象者 新入社員・非技術系社員・転職者・学生など モバイルシステムエンジニア
受検資格 どなたでも どなたでも(基礎検定の合格を求める記載なし)
問題数・時間 60問・60分(CBT) 100問・100分(CBT)
受験料(一般・税込) 11,550円 18,150円
合格率(2024年3月の資料) 73.0% 60.7%
公式テキスト 『モバイル基礎テキスト 第9版』 『モバイルシステム技術テキスト 第11版』(4,180円)
勉強時間の目安(もちこ道場) 約40時間 全体で約60時間

進む順番

  • モバイルの技術の仕事を目指す人は、基礎検定で用語と全体像を作り、2級へ進む順番がおすすめです。基礎検定は2級の登竜門とされています。
  • すでに通信や IT の仕事をしていて基本情報技術者試験相当の力がある人は、受検資格がないので、2級から受ける道もあります。
  • 基礎検定の範囲に不安がなければ、2級のテキストの全13章を先に見て、知らない章がどれくらいあるかを確かめてから決めます。

スマートフォン・モバイル実務検定との違い

基礎検定と同じテキストで受ける検定に、スマートフォン・モバイル実務検定があります。販売・消費者保護が目的の検定で、2級へのつながりとは別の位置づけです。くわしくは「モバイル技術基礎検定とスマートフォン・モバイル実務検定の違い」にまとめています。

2級の難易度は「難易度と合格率」にまとめています。

第1章の問題を2問、解いてみる

もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。

問1

IoTやM2M通信の普及に伴い、携帯電話網で利用される電話番号の枯渇を防ぐため、2017年より機械間通信等の専用電話番号(M2M等専用番号)として1から始まる番号帯が創設され、利用が開始されました。

答えと解説を見る

正解は 1(020)です。

【概要】

M2M等専用番号はM2M通信等に使う専用の電気通信番号であり、2017年から020番号帯を使う制度が始まった。その後のひっ迫により14桁の0200番号帯が設けられた。

【図解】実験的機能

携帯電話番号の構造・MNP・M2M等専用番号 携帯電話番号の構造・MNP・M2M等専用番号

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. 020正解あなたの解答 020は、M2M等専用番号として2017年から使われ始めた番号帯であり、現在は0200番号帯への移行が進んでいる。
  • 2. 050あなたの解答 050はIP電話に使われる電話網番号の番号帯であり、M2M等専用の番号帯ではない。
  • 3. 070あなたの解答 070は携帯電話網に使われる番号帯であり、専用番号の創設前に残っていた指定可能な番号帯だが、M2M専用ではない。
  • 4. 090あなたの解答 090は携帯電話網に使われる番号帯であり、専用番号の創設前はM2Mも利用していたが、専用の番号帯ではない。

問2

モバイル端末のルーツは、1979年に提供が始まった自動車電話サービスの端末にさかのぼる。その後、1985年には肩に掛けて運べる形状の1が登場し、1987年にはこれを小型軽量化したハンディタイプが現れた。

答えと解説を見る

正解は 2(ショルダーホン)です。

【概要】

ショルダーホンは、1985年に登場した肩に掛けて持ち運ぶ形状の携帯端末である。2年後の1987年には、これを小型軽量化したハンディタイプが登場した。

【図解】実験的機能

モバイル端末とサービスの年表 モバイル端末とサービスの年表

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. フィーチャーフォンあなたの解答 フィーチャーフォンは、通話やメールなどの機能を備えた従来型の携帯電話の呼び名であり、本問の1985年に登場した肩掛け形状の端末ではない。
  • 2. ショルダーホン正解あなたの解答 ショルダーホンは、1979年の自動車電話に続いて1985年に登場した肩掛けの端末であり、問題文の年と形状に合う。
  • 3. ポケットベルあなたの解答 ポケットベルは、文字によるメッセージの受信に限定されたサービスであり、通話用の携帯端末の進化を問う本問の答えではない。
  • 4. タブレット端末あなたの解答 タブレット端末は、2010年に大画面のタッチパネルを採用して登場した端末であり、本問の1985年の端末ではない。
この続きを解く

第1章の50問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。

第1章の続きを解く

よくある質問

基礎検定に合格していないと、2級は受けられませんか?

受けられます。2級の公式ページには、受検資格は「どなたでも受検可能」と書かれており、基礎検定の合格を求める記載はありません。

2級の勉強時間は、基礎検定とどれくらい違いますか?

基礎検定は約40時間(もちこ道場の見積もり)、2級は合格者の体験談などの平均で全体約60時間です(もちこ道場の調べ)。どちらも MCPC の発表ではなく、経験によって大きく変わります。

基礎検定のテキストで2級の勉強はできますか?

公式テキストは別の本です。基礎検定は『モバイル基礎テキスト 第9版』、2級は『モバイルシステム技術テキスト 第11版』なので、2級を受けるなら2級のテキストを用意してください。

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次に読む

比べた資格の記事: モバイルシステム技術検定2級の記事

出典・注記

試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。

  1. モバイル技術基礎検定(MCPC 公式)
  2. モバイルシステム技術検定2級(MCPC 公式)
  3. 合格率(MCPC 公式・2024年3月の資料)
  4. 公式テキスト(MCPC 公式)