モバイル技術基礎検定の過去問はある?
公開はサンプル問題14問だけ。代わりの練習法
- 過去問は公開されていません。MCPC の公式ページで公開されているのは、サンプル問題14問と解答(PDF)だけです。解説はありません。
- サンプル問題には、穴埋め(1か所)・穴埋め(組み合わせ)・最も適切な記述を選ぶ・不適切な記述を選ぶの4つの形式がそろっていて、本番の形に慣れるのに役立ちます。
- 14問では全10章の範囲を確かめきれないので、公式テキストを章ごとに読み、章ごとに問題を解く練習で補います。
公式の過去問は公開されていない
モバイル技術基礎検定を実施する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、過去問を公開していません。公式ページで公開されているのは、次の2つだけです。
| 公開されているもの | 中身 |
|---|---|
| サンプル問題(PDF) | 14問。本番と同じ4択 |
| 解答(PDF) | 14問の正解と、テキストの参照先。解説はない |
サンプル問題の PDF の冒頭には、「問題のレベルや出題形式の目安を掴むためのサンプルであり、実際の試験問題とは異なる」と書かれています。本番の試験の合格基準と解答も、非公開とされています。つまり、本番の問題を事前に見る方法はなく、手に入る公式の問題はサンプル問題の14問だけです。
サンプル問題から分かること
14問しかありませんが、本番と同じ形式がそろっているので、どんな問われ方をするのかがつかめます。
- 穴埋めが14問中11問を占めます。空欄に入る用語を選ぶ形なので、用語の名前と意味をセットで覚えているかが問われます。
- 記述を選ぶ問題は、4つの文のうち適切なもの(不適切なもの)を1つ選ぶ形です。選択肢の文を1つずつ正誤で確かめます。
- 「不適切な記述を選ぶ」問題があるので、問題文の「適切」「不適切」を読み落とさないことが大切です。
- テーマは、移動体通信のしくみ、IP アドレス、OS、アプリ、法律、セキュリティ、クラウド、IoT など、テキストの複数の章にまたがります。
解答の PDF には、正解のほかに、テキストのどこに書かれているかを示す参照先が付いています。間違えた問題を、テキストで読み直すきっかけにできます。
過去問の代わりにできる練習
過去問がないので、自分で「本番に近い問題を解く機会」を作る必要があります。
- サンプル問題を、時間を計って解く: 14問を14分くらいで解き、形式と時間の感覚をつかみます。最初に1回、仕上げにもう1回解くと、伸びが分かります。
- 章を読むごとに、その章の問題を解く: 全10章から出るので、章ごとに問題で確かめます。章ごとの出題のポイントは「第3章 モバイル通信・通話の仕組みの要点」のような章の要点の記事にまとめています。
- 本番と同じ60問・60分を通しで解く: 試験の前に一度は、時間を計って最後まで解き、1問約60秒のペースを体で覚えます。
間違えた問題は、正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ違うか」まで公式テキストで確かめると、似た用語が並ぶ選択肢に強くなります。
試験の範囲と難しさは「難易度は?合格率73.0%と注意したい点」、勉強の計画は「勉強時間の目安と1か月の計画」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
現在のモバイル通信において、データ通信ではインターネットプロトコル(IP)を基盤とするパケット通信方式が主流です。LTEネットワーク上で行われる高品質な音声通話サービスである1も、このパケット通信方式を利用して音声信号を送受信しています。
答えと解説を見る
正解は 3(VoLTE)です。
【概要】
VoLTEはLTE上で提供される高品質な音声通話サービスであり、IPをベースにしたパケット通信方式で音声を送受信する。VoLTEのサービスは2014年に開始された。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. VoIPあなたの解答 VoIPはIPネットワークで音声を送る技術全般を指す呼び名であり、LTE上の通話サービスを特定する名称ではない。
- 2. ISDNあなたの解答 ISDNは固定電話網をデジタル化した回線サービスを指す用語であり、LTE上で提供される音声通話サービスではない。
- 3. VoLTE正解あなたの解答 VoLTEは、音声通信でありながらパケット通信方式で送受信される高品質な通話サービスであり、空欄(1)に当てはまる。
- 4. CSFBあなたの解答 CSFBはLTE端末が通話時に従来の回線交換方式の網へ切り替える仕組みであり、パケット通信方式による通話ではない。
問2
1999年2月にNTTドコモが、フィーチャーフォンから直接インターネットに接続できるサービスとして1を開始した。他の移動体通信会社もこれに続き、モバイルインターネットが広く使われるようになった。
答えと解説を見る
正解は 1(iモード)です。
【概要】
iモードは、1999年2月にNTTドコモが開始した、フィーチャーフォンのインターネット接続サービスである。他の移動体通信会社も追随し、モバイルインターネットサービスが広まった。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. iモード正解あなたの解答 問題文の1999年2月、NTTドコモ、携帯電話からのインターネット接続という手がかりがそろうのは、この名称だけである。
- 2. 写メールあなたの解答 写メールは、カメラ機能付きの端末で撮った画像をメールに添付して送るコミュニケーション手段であり、インターネット接続サービスそのものではない。
- 3. 着うたフルあなたの解答 着うたフルは、楽曲のダウンロードサービスの名称であり、本問のインターネット接続サービスとは異なる。
- 4. ワンセグあなたの解答 ワンセグは、2006年ごろから端末に搭載された放送の受信機能であり、本問のインターネット接続サービスではない。
第1章の50問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
試験のあとに、本番の問題や解答は公開されますか?
公開されていません。MCPC の公式ページには、合格基準と解答は非公開と書かれています。本番の問題を見直せるのは、受けた人の記憶の中だけです。
サンプル問題は、いまのテキストの版に合っていますか?
サンプル問題の PDF には、作られた時期が書かれていないので、いまの公式テキスト(第9版)と合っているかは確かめられませんでした。形式に慣れるのには使えますが、内容は第9版のテキストで確かめてください。テキストの版は「公式テキストの選び方と使い方」にまとめています。
サンプル問題だけで合格できますか?
サンプル問題は14問しかなく、全10章の範囲を確かめきれません。サンプル問題で形式に慣れたら、章ごとに問題を解いて範囲を埋め、試験の前に本番と同じ60問・60分で通して解いておくと安心です。
もちこ道場
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。